フェリチン不足で起こる詳しい症状〜基準値より低い場合〜

第二の鉄分「フェリチン」が不足するということは?

フェリチンは鉄の貯蔵庫

鉄と言うと、血液中に存在する色素「ヘモグロビン」を思い浮かべる人が多いと思われますが、それ以外にも、人間の体内には鉄が含まれる組織があります。

心臓、肝臓、脾臓などの内臓や小腸の粘膜などに存在するフェリチンというたんぱく質は、その内部に鉄分を貯蔵することができるからです。

 

ただし、鉄分がフェリチンに貯蔵されるのは、血液内のヘモグロビンに十分な鉄分が供給された上でのこと。
なぜなら、ヘモグロビンは生命維持に直結する、身体の隅々まで酸素を運ぶ働きを持っているため、最優先で鉄分が回されるからです。
つまり、摂取した鉄分はヘモグロビンに優先的に回され、鉄分が足りなくなるとフェリチンに貯蔵されている貯蔵鉄を使って不足分を補っているのです。
ですから、ヘモグロビン不足に陥っている段階では、既にフェリチンに蓄えられるような貯蔵鉄は使い果たしてしまっているということになります。

 

ヘモグロビンの値は正常でも起こる潜在性鉄欠乏の症状

  • なぜか疲れやすい
  • よく寝ても疲れが抜けない
  • 横になっても寝付けない
  • 原因が思いつかないのに肌荒れが目立つ
  • 何もないのに気分が落ち込みがち…

など、原因不明の不調を感じることはありませんか?
その不調は、鉄分不足のせいである可能性があります。
もしかしたら、
「日頃から鉄分は気にして摂るようにしているし、
血液検査のヘモグロビン濃度にも異常はなかったのに」

という人がいるかもしれません。
でも、実は、体内の鉄分量しっかり見極めるためには、ヘモグロビン濃度だけでなく、フェリチンの値も見なければならないのです。

 

フェリチンが体内に十分な量存在すれば、身体に必要な鉄分をストックし、必要に応じて血液中に鉄分を補給することができますが、フェリチンが不足すると、その働きができなくなってしまうからです。

 

つまり、ヘモグロビンの値に異常が出ていない段階でも、潜在的な鉄欠乏の状態は始まっているため、様々な不調が感じられるようになるわけです。

 

フェリチン不足で起こる症状一覧

ヘモグロビンの値が正常であっても、フェリチン不足によって貧血のような症状が出ることがあります。
特に、女性の場合、フェリチンの量が男性よりも少ないため、症状が出やすいといえます。
フェリチンが不足すると、

  • 疲れやすく疲労感が抜けない
  • 風邪を引きやすく治りにくい
  • 立ちくらみやめまいがする
  • 注意力や集中力の低下
  • イライラ感
  • 肩こりや腰痛
  • 口内炎
  • 脱毛

などの症状が見られるようになります。
細胞や神経伝達物質の再生が滞ったり、免疫力が低下したりすることによって起こる症状が目立つのが特徴です。

 

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